前回、WBS分解まで出来ました。この作業項目から作業工数を策定して、どのような作業順序などを決めていくかを説明していきます。


作業日程の策定にはエクセルを使います。グルーピングするため、共通とかタイトルデモとかのタイトルに相当する項目の日数は、数値入力せず =sum(..) で日数の自動加算値表示とします。上記の図では強調項目が自動計算に相当します。そのため、日数の加算設定は少しだけ細かい指定が必要となります。

黄色い場所は、若干工数を大きく取っている項目です。これはプログラマがもしかすると手こずるかもしれないと警戒している様を表しています。このような警戒作業項目は順調を選択してはいけません。かといって、作業を申告通り大きめに取るのもオススメしないです。なぜなら余裕があると油断するのが人間だからです。

このような場合、私は赤い項目は標準より大きめに予定を取りますが、黄色の場合はほとんどが標準日数を採択します。これはプログラマが提示する日数には、かならずバッファが含まれているためです。順調とした日数でも僅かに大きめに出してきます。だからといって、予定をギリギリで立てろというワケではありません。そこで大事になるのが予備日の設定です。

結果としては、トータルでかなりの余裕を入れ込む事になりますが、作業に対してではなく、全体に対して予備日とする事で、プログラマのやる気を促進します。作業項目が余裕だと集中力は落ちます。でも、作業の節目に自分が好きに出来る時間があるとしたらどうでしょうか。
さらに、全体的に作業が押してきたときも、その予備日を使います。予備日を他の作業予定から移動してきたりするのです。この予備日というクッションで全体工数を可能な限り守るようにしています。また、予備日を早い段階で使い切るような事態になった場合は、最初の作業予定の策定に問題があったということなので、早い段階で見直しをかけます。それは、人を増やしたり、時間を増やしたり、仕様を削ったりです。
なお、グラフィックデザインやサウンドに関しては、予備日と記載せず調整と記載すると、皆さんから納得してもらいやすいです。


この決定した工数をさらに担当者に見てもらい、不安点や疑問点を事前に見てもらいます。その上で、全ての担当には、作業中にこの日数ではマズイと感じたときにはすぐに相談して欲しいと念押しします。作業が遅れる事より、遅れそうな事を報告されない方がお互い困るのだと、プロジェクトの開始時には何度でも説明します。
- 作業工数策定


作業日程の策定にはエクセルを使います。グルーピングするため、共通とかタイトルデモとかのタイトルに相当する項目の日数は、数値入力せず =sum(..) で日数の自動加算値表示とします。上記の図では強調項目が自動計算に相当します。そのため、日数の加算設定は少しだけ細かい指定が必要となります。
- 作業の危険地帯

黄色い場所は、若干工数を大きく取っている項目です。これはプログラマがもしかすると手こずるかもしれないと警戒している様を表しています。このような警戒作業項目は順調を選択してはいけません。かといって、作業を申告通り大きめに取るのもオススメしないです。なぜなら余裕があると油断するのが人間だからです。

このような場合、私は赤い項目は標準より大きめに予定を取りますが、黄色の場合はほとんどが標準日数を採択します。これはプログラマが提示する日数には、かならずバッファが含まれているためです。順調とした日数でも僅かに大きめに出してきます。だからといって、予定をギリギリで立てろというワケではありません。そこで大事になるのが予備日の設定です。
- 予備日

結果としては、トータルでかなりの余裕を入れ込む事になりますが、作業に対してではなく、全体に対して予備日とする事で、プログラマのやる気を促進します。作業項目が余裕だと集中力は落ちます。でも、作業の節目に自分が好きに出来る時間があるとしたらどうでしょうか。
さらに、全体的に作業が押してきたときも、その予備日を使います。予備日を他の作業予定から移動してきたりするのです。この予備日というクッションで全体工数を可能な限り守るようにしています。また、予備日を早い段階で使い切るような事態になった場合は、最初の作業予定の策定に問題があったということなので、早い段階で見直しをかけます。それは、人を増やしたり、時間を増やしたり、仕様を削ったりです。
なお、グラフィックデザインやサウンドに関しては、予備日と記載せず調整と記載すると、皆さんから納得してもらいやすいです。
- 作業日数を決定する


この決定した工数をさらに担当者に見てもらい、不安点や疑問点を事前に見てもらいます。その上で、全ての担当には、作業中にこの日数ではマズイと感じたときにはすぐに相談して欲しいと念押しします。作業が遅れる事より、遅れそうな事を報告されない方がお互い困るのだと、プロジェクトの開始時には何度でも説明します。
この時点ではまだ担当者は確定ではない事も伝えます。理由は後で述べます。ここまでの解説で作成したエクセル(ods)サンプルをご用意しました。グループ毎の日数加算の計算式辺りは参考になるのではないでしょうか。
次回、プロジェクト管理に続きます。
※ これは凄い!高くて手が出ないけどプログラム組んでみたい…
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