前回土台まで完成しました。今回は上部の接続と作成で壁棚完成となります。はたして完成度は如何ほどになったのでしょうか。
- 柱の接続
土台側の柱の長さは 910mm です。元々の予定が 2305mm でしたが、搬入の問題などで急遽現場で 910mm + 1395mm に分離して持ち込んでいます。この柱の上部 1305mm 部分に、LABRICO 2x4 ジョイントを取り付けます。

ここでいきなりトラブル発生。木ネジが柱に入っていかず、ならばとチカラをかけて押し込もうとしたところ、ネジがバキッと折れてしまったのです。

折れて食い込んだねじの部分は、完全に埋没しており、またベンチで引き抜こうにもびくともしない状態に。結局、この柱に関しては4点ネジ止めを諦めて、折れた場所以外の3点止めとしてしまいました。水平方向には荷重がかからないのが救いでした…。
そして、連続して二つ目のトラブルです。2305mm を 910mm + 1395mm に変えたのは良かったのですが、LABRICO 2x4 ジョイントをかますと、その高さ分が加算されて、天井までの柱の高さを超えてしまい、柱を立てられなくなってしまったのです。
説明書を見ると 26mm 短くせよとありました。つまり、2305mm ではなく、2279mm にするべきだったのです。そこで慌てて、柱をカットします。ここで役に立ったのが鋸の治具です。2x4 の柱であれば、治具の長さが足りているため曲がりません。また、Twitterで皆様からご指南賜ったとおり、机の高さに材木を設置して、真っ直ぐ引くようにして綺麗に切断できました。

※ 2x4 の柱を真っ直ぐ綺麗に切れました。どれくらい綺麗かは下の写真を見てください。
以下はスモークチーズではありませんwww
以下はスモークチーズではありませんwww

これでようやく部屋の中で柱を接合できて、立てる事が出来るようになりました。上部はまだ柱しかないので不安定ですが、ここから棚板を組み上げて丈夫にしていきます。

- 棚板の取り付け

棚板をざっくり位置合わせします。

最初にモニタアームの柱と棚板をネジ止めします。2x4定規でネジ止めする位置を決めて、ドリルで下穴を開けます。が、ここでもトラブルが…。ここも木材が堅くてドリルが通らず。なんとドリルの先端が潰れてしまいました。ええいままよとネジ止めしようとしたら、今度はそのネジまで途中から折れてしまいました💦

またもや折れたネジを取り出せないので、少し位置をずらしてネジ止め。数mm 位置を変えただけなのに、今度は問題なくネジ止め出来ました。

今回購入した木材、いったい何が起きているんでしょうか…。気を取り直して、水平を確認しながら棚板左右の L字金具もタッピングビスで固定します。

今回購入した木材、いったい何が起きているんでしょうか…。気を取り直して、水平を確認しながら棚板左右の L字金具もタッピングビスで固定します。

続いて、中柱を立てます。まずは設置する位置に仮置きしてイメージを確認しました。そして、下側から 65mm のネジで止めてしまいます。

その棚の上側の棚板に大きめの L字金具を取り付けて、中柱を支えにして、水平を出しながネジ止めしていきます。実はこの時、左側の柱の垂直が狂っていて、写真では確認できるのですが、工作中は気がついていませんでした…。

さて、中間棚板を設置しようとして、うぐぐと行き詰まります。長さが足りないのです。

そんな馬鹿なと設計図を確認すると 550mm と書いてあります。ところがこの棚板の長さは 500mm にカットしていました。なぜだと買い出しメモを見ると。そのメモには 500mm との記載が。つまりは買い出し用のメモに転記する際に、サイズを間違って書いてしまったのです。本日最大の痛恨のミスです。

そんな馬鹿なと設計図を確認すると 550mm と書いてあります。ところがこの棚板の長さは 500mm にカットしていました。なぜだと買い出しメモを見ると。そのメモには 500mm との記載が。つまりは買い出し用のメモに転記する際に、サイズを間違って書いてしまったのです。本日最大の痛恨のミスです。
慌てて 600mm のパイン材棚板を購入し、ホームセンターで 550mm にカット。図面通り中間棚として取り付ける事が出来ました。ここまで出来ると、あとは同じ事の繰り返しです。無事、予定の工作部分は完了しました。

完成した棚を本来の設置場所に移動して、配置する机と位置合わせをしてみます。

机のウォルナットの色の方がまだ濃いいというか艶がありますね。ご覧の通り、机の奥にモニタアームが入りますので、机として直接使用するわけではありません。また、当日中に完成させないと間に合わないという事と、これ以上の電動工作機を買うといろんな意味でヤバかったので、購入した木材のまま色を塗ってしまっています。それでも、見栄えは良かったです。
※ ずっと長い事使っている私にとっての信頼の水平器です。
- 設置と仕上げ
※ ずっと長い事使っている私にとっての信頼の水平器です。

コレクションケースとデュアルモニタが最も重い搭載物となります。

良かった、びくともしません。写真では写っていませんが、コレクションケースの棚はかなり大きめの L字金具を入れてあります。それも存分に機能しているようです。

そして、あっという間に趣味のコレクションで満載となった壁棚。コレクションケースが地震の時に落ちてこないように、ストッパーを付ける事にしました。三角の細い棒切れを購入して、棚の幅に合わせてカットします。それを木工ボンドで接着します。

たったこれだけですが、地震によるスライドでケースが落ちる事態はかなり防げたのでは無いかと思います。まったく目立ちませんしね。

たったこれだけですが、地震によるスライドでケースが落ちる事態はかなり防げたのでは無いかと思います。まったく目立ちませんしね。

横から見るとこんな感じです。ストッパーとして機能している事が分かります。実はこの時、こっそり直している事がもう一つありました。それが左の柱が宙に浮いている問題です。柱の取り付けで高さが合わないので急遽切り出した影響なのか、きっちり水平に設置してみたところ、左の柱が完全に浮いてしまいました。このままではマズイので、複数の厚みのゴムマットを購入してきて、高さを合わせて重ねて敷いた上で、突っ張りを少し強めて柱として機能するようにしています。
これがデスク拡張の壁棚制作の全貌です。材料費は2万円ほどです。インパクトドライバを買うとかしたので、トータルでは 3万円を軽く突破していますが、材料費だけであれば、まあなんとかこんなもんかという金額には収まりました。モニタアーム2台とか、コレクションケース設置可能な強度とか、そういうのをひっくるめても少し高いですが、世の中に同じモノが存在しない完全オーダーの壁棚が手に入った事を考えると、制作して良かったと思います。
※ なんとなくw
※ なんとなくw
デスク拡張/土台部分が完成
デスク拡張/壁棚の完成
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