3年半前に買い替えたPCが頻繁にフリーズを起こすようになりました。いつくかの対策を試みたものの、完璧にフリーズを止めることができず、このままでは業務にも支障が出ると考えて、少し奮発して新しい PC を導入しました。この記事はその導入のあれやこれやになります。まずはパーツ選定から。


  • 筐体(ベアボーン)
それまで私は AsRock A300 というベアボーンに AMD Ryzen 5 3600G を組み込んで使用していました。今回新しい PC に買い替える際に最も重要視したのが筐体サイズです。MiniITX 規格でもまだ大きくて、やはり今回も AsRock の miniPC シリーズが欲しくて、これを前提で考えました。前回は久しぶりに AMD の CPU にしているのですが、今回の買い替えでは Intel に戻ろうと。AMD に興味がなくなったのに加え、Intel は第12世代から飛躍的に処理速度が向上してきてて、物凄く興味があったのです。

以上の事由から早々に筐体(ベアボーン)は AsRock B660M-STX に決めました。

  • CPU
筐体が決まると次は CPU です。この B660 に使用できる CPU は第12世代と第13世代の Intel CPU で、TDP65W までなら組み合わせられます。最初は第13世代の Core i3 13100 を検討していました。何しろ安いんです。2万円ぐらいで買えます。最初は予算を7万円と低く見ていたこともあり、CPU にこれ以上お金はつぎ込めなかったんです。ところが昨今のパーツ不足や円安などの影響を受けて、7万円では収まらなくなってきました。

加えて、調べていくと i3 にはない特別なコアが i5 から搭載されていたのです。それが Eコアです。今までの CPUコアを Pコアとするならば、Eコアは新しく付加されたコアでした。電力消費に対するパフォーマンスがとても良いのです。i3 には Eコアは無くて、また、トータルコア数も 4C8T と最低限なのに対して、i5 13400 は 10C16T なのです。それが 3万円ぐらいでした。

これにするかと思っていたんですが、さらに調べていくと +5,000円で i5 13500 が手に入るのがわかりまして。さらに調べるとコイツは 14C20T なんです。うは、化け物になってきたと思ったんですが、ここまで予算オーバーすると 5,000円ならまあいいかと思えるようになってしまい、また興味も出てきたので最終的には i5 13500 に決めたというわけです。

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  • CPUクーラー
CPU を決めたところで、前回は拘らなかったパーツを是非使ってみたいと思っていまして。それがという超薄型の CPU クーラーです。このクーラーに対して不満の書き込みを見たことかありません。しかもこれ、登場からかなり年数が経過しているのに、未だに高評価しかないのです。こうなると使ってみたいと思うのは Saga ですよね…と、私の中で何かが壊れ始めてたと思います😓
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  • メモリ
メモリは今まで 32GB を使っていたので、最低でも同じ容量にしたいです。本来なら今までの PC に使っていた SO-DIMM を流用するところなのですが、PC フリーズの原因としてメモリが悪いという可能性を捨てきれなかったので、全てのパーツを新調すると決めていたのです。そのため、選択肢は SODIMM DDR4 PC4-25600 32GB の中から決めることにしています。

16GB を 2枚という選択肢もあったのですが、これだと将来のメモリ拡張ができなくなります。また、現時点で予算を大きくオーバーしているので、ここは将来の買い足しに備えて値段を抑えたいとも思ってました。以前の PC のように 2枚でデュアルチャンネルにしないと遅いということもなさそうだったし、もし遅いとなればあとから買い足すだけで良いしと決めたのが、安くて定評のある Crucial CT32G4SFD832A でした。こだわりはなかったので、これで良かったのだと思っています… CL22 ではあったんですけどね😓


  • SSD
次の重要部品が SSD です。筐体のマザーが PCIe Gen5 x4 に対応してて、これは…と思ったのですが、流石に PCIe Gen5 x4 対応の NVMe M2 SSD は異様に高いのです。CSSD-M2M2TPG5NFZ とかだと 5万円近い。流石に手が出ません。あーっと、ちなみに今回は 2TB SSD を入れようと思っていました。毎回システムドライブとユーザードライブに分けるのが面倒になってきたんです。そこまでやっても全然変わらないし手間だけ増えるしと。。

Gen 3.0×4 だと 2TB でも 15,000円ぐらいからありました。でも、折角 I/F が Gen4 に対応しているので、できれば Gen4 で探したいと考えて、いろいろ見ていたら熱ダレだとかキャッシュが外れると、書き込み速度が一気に低下するだとか、ネガティブな情報ばかり。信用できるのは何かなと考えたところ、自分が信用できるという言葉は日本製でした。だったらとメーカーは東芝成れの果てKIOXIA 一択だなあと思い始めて、到達した製品が EXCERIA PRO SSD-CK2.0N4P/N となりました。


  • その他周辺機器
SSDが熱ダレしたみたいな言葉が飛び交うので、今回は SSD にヒートシンクを付けたいと思いました。それも可能な限り巨大なやつ。筐体がコンパクトサイズだからこそ、ヒートシンクは巨大にしたいというワケのわからない妄想に取りつかれ、写真とサイズを確認して惚れてしまったのがこちらのヒートシンクです。高さが 48mm。スライド開口部とほぼ同じ高さ。ギリイケるっしょと踏んだのが、あとで要らない苦労をすることになります😓
※ そのままだと入りません。少し加工をして無理やり入れてます…。

無線 LAN モジュールも新調します。現在高速だと言われている 802.11ax Wi-Fi 6E に対応するモジュールを選択なのですが、ここは少し高くても取り付ける筐体と同じ AsRock から発売されているモジュールを選択しています。おそらく、端子が同じでチップも同様に Intel であれば性能は変わらない…とは思ったのですが、今回は妥協はしませんでした。

最後に、あまりに埃が凄かったので、多少の緩和を期待して、目の細かいこの防塵フィルターを導入しています。効果の程はこれからですねー


以上の部品を購入して、新しいPCの組み立てを行っています。
>> PCを新調した/組み立て編