今回採用したベアボーンの AsRock B660M-STX は組み立てが比較的簡単な部類に入ります。ですが、標準より少し外れたことをしようとすると、いきなりしっぺ返しを食らったりします。私の場合は CPUクーラー換装、SSD 冷却ヒートシンク設置、USB 2.0 コネクタ追加と標準以外の組立をしています。いくつかやらかしてますので、参考にしていただければ😓
なお、パーツ選定に関してはこちらの記事をご覧ください。
>> PCを新調した/パーツ選定編



  • ベアボーンの付属品確認

最初に全てのパーツが揃っているかを確認します。新規に用意したパーツはこちらで説明したとおりですが、それ以外に一つ、今まで AsRock A300 に設置していた USB 2.0 ケーブルを移設したいので、こちらの取り外しを行いました。精密ドライバーでクリクリ回せば、あっという間に取り外しが完了します。外したネジは使いますのでなくさないように退避しています。
※ 精密ドライバーはこういう安物で十分です。DeskMiniシリーズの組み立てには必須です。また、他にもいろいろ使えますので、もし持っていないのであれば手に入れておくことをオススメします。
いよいよ DeskMini です。A300 と比較すると少しだけ箱サイズは横に大きくなっています。
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筐体サイズは変わらないのですが、内部のパーツ格納に余裕を持たせたということなのでしょうか。いよいよ開封します。
B660M-STXを開封

綺麗に収まっています。右側のダンボール部分にACアダプタなどが入っています。取説は一番目立つ位置にありますね。筐体の前面

筐体の全面です。フロントパネルはプラスチックですが、ヘアライン加工がありパッと見は高級感があります。…少なくとも A300 よりは男前な顔してますw筐体の横側

横側です。後で穴を開ける USB 2.0 コネクタ取り付けの盲蓋が右側に見えます。どかんと穴が空いているので通気性は良さそうです。代わりにファンノイズは即座に聞こえますし、埃は侵入しやすいので良し悪しですね…筐体の裏側(バックパネル)

裏側です。USB 3.2 Gen2x2 Type-C が見えます。これが A300 との大きな違いで、この USB ポートで 20Gb/s の速度が出るようです。以前うっかり間違って購入した USB 3.2 のハブがようやく使える日が来ました(馬鹿AsRock筐体の付属品

付属品です。ACアダプタ、ACケーブル(ミッキータイプ)、SATA 接続ケーブル2本、SSD 接続ネジ、HDD 等の取り付けネジとゴム足です。SSD 接続ネジはなくしそうで毎度怖いです…


  • CPU を取り付ける

ベアボーンを開けるには裏側4箇所のネジを外します。裏のネジを外す

おそらく普通のサイズのドライバーでは開けられませんので、プラスの精密ドライバーが欲しいところです。マザーボードが見えた

ネジを外すとズルズルっとスライドさせて内部を引き出せます。相変わらずものすごい細密充填設計のマザーボードです。
マザボ設置台の裏側
マザーが設置されている筐体の裏側です。今回私は使いませんが、ここに 2.5" の HDD や SSD を 2基設置できます。Noctua の CPU クーラーは、マザーボード後ろからネジ止めが必要なので、ここは外さないと取り付けできないですね…CPUクーラーのBOX

ということで、CPU クーラーです。ある意味とても高級品です。パッケージがなんとなく神々しく感じます。CPU クーラーには設置する CPU 別にいろいろ種類がありますので、間違えないように気をつけましょう。さて開封です。CPUクーラーBOX開封

なんと美しいパッケージングでしょうか。高級感あふれる佇まいです。設置してしまえば関係ない部分ではありますが、こうなんていうか「買ってよかった」感を激しく演出しています。あと、CPU グリスが付属も嬉しい点ですね。CPUクーラーの取説

取説です。英語が読めなくても図だけで理解できるシンプルさです。Intel Core i5 13500 BOX

続いて CPU です。Intel さんお久しぶりです。13TH GEN CORE i5 というシンプルな主張は自信の現れでしょうか。上部からちらりと CPU が見えてます。いつもの配置です。見せたいんですねw 開封します。CPU BOX開封の儀

ダンボール紙でガッチガチに固められています。最初開け方がわからず難儀しました。右側のところから開けられるようです。CPUを取り出した

CPU だけはポリケースに入れられています。このあたりの梱包もいつもの状態ですよね。CPU のダイが縦長です。そのうち、このダイの中にブリッジとかも全部入っちゃわないかと、いや、もう PC 機能全部入るんじゃないかとさえ思えるデカさです。CPUの裏側

CPU の裏側はピンが出ていません。ピンが出ているのはもう遥か過去のお話です。みんなピンを曲げたり折ったりするので、やっとれんくなったんでしょう。たぶん。きっと。CPUソケットカバー

さて、マザーボードに目を移します。CPU 取り付け位置はカバーがあります。触るな!って書いてありますね。あと、このカバーは取っておけとも。CPU圧着レバーを解除してカバーを外す

レバーを開いてさっさとカバーは外します。この時、カバーを落とさないように注意。落とすと悲劇が待ってます。ここから CPU を取り付けるまでは最新の注意を払います。CPUソケットの溝に合わせてCPUを配置する

CPU ソケットに4箇所溝があります。この溝の位置と CPU の凹みの位置を合わせてから、そっと上からカポッと CPU をはめます。案外簡単ですが初めてだと怖いかもですね。CPUを固定する

きちんとハマっているのを確認してから、レバーを締めて CPU をソケットに押さえつけます。ここまで来たらまずは安心です。


  • CPU クーラーとメモリを取り付ける

CPU クーラーを取り付けるために、マザーボードを筐体から外します。
マザーボードを取り外す
※ プラスドライバーは一本はこれぐらいの良いヤツがほしいです。適度な長さでグリップが待ちやすく、先端マグネットで扱いやすいです。
普通サイズのドライバーで、止めてある4箇所のネジを緩めます。

マザーボードを筐体から取り外した
これが取り外した状態です。
マザーボードの裏側
マザーボードの裏側です。穴が4箇所見えます。
CPUクーラー付属のグリス
グリスを用意します。
グリスをCPUの上に塗る
CPU の上にグニグニと塗ります。ヘラで均等に塗り分けた

※ ヘラもなんでも良いんですが、先端が真っすぐで余分なグリスを掻き出しやすいのが良いと思います。やはりこういう形状のが良いかなと。
ヘラで均等の厚みにします。今どきのグリスは伸びるのでほかっといて大丈夫とは言いますが、塗り過ぎが怖いので、ヘラで均しながら余分なグリスを取ってしまいます。

裏側からCPUクーラーをネジ止めする
CPU ファンを上から定位置に抑えつつ、裏側からネジを止めていきます。強く締めすぎるとマザーの破損に繋がるのでグッと止まる程度で良いです。あと、対角線上に締めるようにして、締め方の偏りをなくすようにします。CPUクーラーが設置された

CPU とクーラーが設置されました。マザボが小さいので CPUクーラーがやたらと巨大に見えます。あと、CPU クーラーですがこの角度しか付けられませんでした。90度回転させると周辺の部品に干渉してしまいます。立てた時にCPUクーラーのスリットが見える

この向きですが、本体を立てて設置した際に、暖気の抜けがとても良いのでこれで正解だと思います。SODIMMを用意する

crucial 32GB の SO-DIMM を用意します。これをバリバリと取り出して、メモリを設置した

マザボのメモリスロットに差します。上から抑え込んでカチッと音がするまで押します。写真のように奥側が A スロットです。手前が B スロットです。A, B の順に差すと思ったので A スロットに差しています。


  • M.2 スロットにモジュールを取り付ける

マザボにある M.2 WiFi スロットと SSD M.2 スロットです。
M.2スロット
Wi-Fi モジュールは SSD の下に隠れてしまいますので、最初に Wi-Fi モジュールを取り付けます。
Wi-FiモジュールBOX
こちらが AsRock 純正の Wi-Fi モジュールです。箱が予想よりでかいですWi-Fiモジュールの付属品

内容物です。アンテナケーブル、アンテナ2本、コネクタ保護カバー、接続用のネジと、Wi-Fi モジュール本体です。取り出したWi-Fiモジュール

Wi-Fi モジュールを袋から取り出しました。本当に小さいです。マザボに取り付けたWi-Fiモジュール

それをスロットに差し込んでネジ止めします。
アンテナ線の接続端子が小さすぎる…
アンテナ線の取り付けなのですが、いやはや、これが本当に小さくてかなり難儀しました。説明書にはマザーに取り付けてからアンテナ線を取り付けろとあるのですが、無理です!少なくとも老眼には全く無理な注文です!
※ これがめちゃくちゃ欲しくなりました…
そのため、一旦、モジュールをマザーから取り外して、アンテナ線の取り付けを先に行うと、割りとすんなりと取り付けることができました。
なんとか接続したアンテナ端子

外れないように注意して、再度マザーボードに取り付けます。
端子カバーがちょっと嬉しい
そして、脱落とショートを防止するためのプラカバーを装着します。これで安心です。無事装着できたWi-Fiモジュール

続いて SSD です。KIOXIA の 2TB です。
KIOXIA 2TB SSD BOX
PCIe Gen 4x4 で最大読み出し速度は 7,300 MB/s とめちゃくちゃ速いです。
※私の環境では実測で7,000MB/s前後でした。
SSD内容物

箱から取り出します。ポリケースからモジュールを取り出す際には、つまみ出し厳禁と最初に明記してありました。間違って壊しちゃうと怖いので、ここは説明書に従います。SSDヒートシンク

続いて SSD ヒートシンクです。もうなんていうか見た目だけでキミに決めました!って感じなのですが、もう少し冷静になっても良かったのではないかとも思いましたが、ここまできたらもう後のカーニバルです。さて開封です。
SSDヒートシンクを箱から取り出した
なんかめちゃくちゃ安っぽい。少し歪んでるし…
SSDヒートシンクの取説は中国語のみ
説明書は漢らしく中国語のみ。まあ見れば分かるんですが、ここで重要な点があって、孔の位置を合わせろと…
ネジ穴の位置を合わせてネジ止めする
まずは横のネジを外します。SSD を挟んでネジ止めして固定します。
ネジの位置がとても狭い…
孔の位置を合わせたんですが、かなり狭い。この孔の位置が本当にとても狭いところにあり、ネジは精密ドライバーじゃないと閉められないけど磁石タイプじゃないし、ヒートシンクの上側のカバーで何度も何度もネジを弾かれて、ネジ締めに大変苦戦しました。※ 先程精密ドライバーなんか安物で十分と書きましたが、今回のような狭くて苦しい場所にはマグキャッチがめちゃくちゃ欲しいです。教訓ですかね。これを買おうかと思っています。

なんとか締めて、高さ的には筐体に入るよなーっと思いつつ試してみたら…
ヒートシンクの上部が筐体裏の出っ張りに引っかかる
SSD のヒートシンクの真上にだけ、何故か出っ張りがあってこのままでは格納できない…ということで、仕方がないのでベンチで力任せにグニッとひん曲げて、無事 SSD ヒートシンクが通るようになりました。
新品の筐体をいきなり曲げて壊す…
以上から、よほどのもの好き以外には、このヒートシンクは、AsRock B660M-STX にはオススメできません😓


  • 筐体にあれこれ取り付けるが…

さてアンテナ線を筐体の外に出します。裏側にアンテナ線を出す盲蓋があるので、それをドライバーで押して、折って開けます。綺麗に丸く抜けなかった

写真をよく見ると分かるかもですが、折った部分が直線的になっていて、アンテナ線の端子がこの穴を上手く通らなくて苦戦しましだ。ちょうど手持ちにこの穴とジャストサイズの丸い棒状の金属ヤスリがあったので、ゴリゴリとして事なきは得ましたが、ヤスリがないとここは厳しいかもですね…
アンテナ端子を筐体に取り付けた
説明書のある通りに、ネジを締めます。ここの取り付けはレンチが無いと少し大変でした。何しろ締めようとしても端子側がズルズルと回ってしまうので…※ 中華の安物です。安物で良いんです。理由は締めるためには同じサイズが2ついるので、2セット買わないといけないためです_| ̄|○ ただ、今後のことを考えると良い品をきっちり買っておくのが良いと思います。私はラチェットレンチを買ってありますデス。

さらに取り外した USB 2.0 ケーブルも、B660M-STX の筐体側にサクッと取り付けます。
USB2.0ケーブルを取り付けた
USB ケーブルの端子の差し込み位置が、これがまた狭くて大変でした。USBの接続端子が狭い位置にある
CPU クーラーがでかいので、このあたりの端子接続は先に済ませておいたほうが良かったかもしれません。さて、必要な部品の取り付けはすべて出来たので、筐体を元にスライドさせて戻して…と、あれれ?なぜか締まりきらないぞ。
なぜかきちんと閉まりきらない
なんだかな、USB 2.0 ケーブルがわりと出っ張っているから CPU クーラーと干渉しているのかとか、いろいろ考えてもわからなかったので…
強引にネジ止めしてみた
強引にネジ止めして抑え込んでみた!完成です!
防塵フィルターを貼った
横の通風孔に防塵フィルターを貼りました。旧PCのA300と新PCのB660を比較

以前の PC と並べて撮影会!本当に大きさが変わらない…んんんんん!?
ケーブルが挟まって歪んでいるフロントパネル
なんてこった!USB 2.0 ケーブルがコネクタと筐体の間に挟まって、フロントパネルが変形してやがる😓 これが閉まらなかった原因かー😓😓😓 慌てて筐体を締め直して今度こそ組立完成です。BIOS画面

起動テスト。無事問題なく起動。CPU、メモリ、SSD、全て問題なく認識。BIOS は最新から一つ古い 8.02。実は、BIOS が 8.02 より古いと第13世代の CPU を認識しないのです。だから、たくさん売ってるであろうショップから AsRock B660M-STX ベアボーンは買うほうが良いです。もし、BIOS バージョンが古い場合は、泣きながら 12TH GEN の一番安い CPU を買うか、ショップに持ち込んで泣きの BIOS 更新をお願いするか…になります。そこだけは気をつけましょう。