私の仕事場と言うかPCデスクには、様々な電気配線があって、なかなかケーブルがごちゃごちゃとしていました。足で踏んづけたりして、壁のコンセントから抜けやすかったり、そろそろ埃マルケとか、あまり宜しいとは言えない環境でした。
ぐちゃぐちゃで埃まみれ
私の机は背面に板張りがあって、配線を行うことは微塵も考慮されていなかったのです。
机の裏板
そこで机を改造することにしました。今回の記事はその顛末記となります。


  • 準備
私の使っている机は珍しいビクター製で、1985年くらいに購入した、ながーく使っている愛用品です。昔の家具ってなんでこんなに丈夫なんでしょうね。ただ、このままではとてもよろしくないと思ったので、机の下部裏側に配線ケースを取り付けることにしました。購入したのはこれ。


これは机の天板裏にネジ止めするタイプです。裏側からケーブルを取り出すので、私の机の構造では、本来は使うことが出来ません。そこで、裏板に穴を開けることにしました。穴と言っても開口部をかなり広くするつまりだったので、ドリル一発というわけにはいきません。そこでホールソーという大きな穴を開けるドリルも買いました。

これでどこんどこんと5箇所ぐらい穴を開ければ良いかぐらいの気持ちでした。ただ、この時は気がついていませんでしたが、実はこんなの買わなくても作業できることに後から気が付きました。ご紹介はしていますが、このホールソー、オススメしないです。切れ味も大変良くないです。まあ、私の使い方が悪いってのもあったんですけどね…


  • 施工
Amazon から届いた荷物を確認します。
届いた荷物
ケースは意外と重いです。言い換えるととても頑丈そうです。蓋の部分は筐体に引っ掛ける作りです。ネジ止めの場所は4箇所。底面はメッシュになっていて、通気も良さそうです。全体的によく考えられているケースだなあという印象です。
ケース一式
ホールソーは…なんというか刃物ではないですね。薄い板をギザギザに切断して丸めたものです。センターのドリルを中心に、このギザギザの板をゆっくり動かすことで削り取って穴を開けていく感じです。作りはぶっちゃけ貧弱です。信頼の SK11 製なのですが、やはり個人 DIY 用に値段を押さえたための工具ということですねぇ。
ホールソー
さて、ケースを配置する場所は、いろいろ悩みましたが、机の左右センターとしました。この位置だと、キャビネットは収まらなくなりますが、PC やらモニタアームが机の右隅にあるため、左隅にケースを付けると配線が結局ぶらんぶらんしてしまうかなと思ったためです。
下穴を開けた
最初に 3mm のドリルで位置決めの穴を開けました。続いてホールソーを装着して、ゴリゴリゴリゴリと削って切り落とします。結構時間がかかりました。これ、貫通するまでゴリゴリゴリゴリしてたら、裏側の面が物凄く汚く切れてしまいました。1つ目の穴開け直後に裏側を見てなかったせいですね…
切り口が汚い
※ もしものネジ山潰れの際にはこれがあると便利ですねー
それではと、3個目の穴を開ける際は半分くらい削ったら、そのまま貫通させずに逆方向からもう一度ゴリゴリゴリゴリと削ることにしてみました。両側から穴を開けると、なかなか綺麗に出来ました。最初からこうすれば良かった…
2個めの穴はそれなりに綺麗
で、3個穴を開けた時点でギブアップ。時間はかかるし見た目は汚くなっちゃったしで、どうでも良くなってきちゃったので、ジグソーで一気に穴を接続する形で切り落としてしまいました。
ジグソーで切り落とした
えっと、最初からジグソーで切り落とせば良かったと後悔したです。ラクだったー。これだったらホールソーなんて買わずに、四隅を 8mm のドリルで穴を開けてから、ジグソーで四角く切り落とせば楽勝でした。やれやれ、こういう辺りは DIY の経験不足ですなあ。
ネジ止め
あとは、ケースの取り付け位置に合わせて、ネジ止めしていきます。いきなりネジ込むと天板が割れないか心配だったので、2.5mm の下穴を開けてあります。そのおかげか、なかなか綺麗にネジ止め出来ました。
それなりに良い感じ
うん、なかなかに良い感じになりました。穴の部分はどのみち見えなくなるので、多少汚くても問題ない…と自分に言い聞かせています^^;


  • 配線
細かいことはおいといて、最初に結果をドンッ!
配線した
一見ぐちゃぐちゃですが、実は本当にぐちゃぐちゃです^^; ただ、これには理由があって、電線を綺麗に束ねると、より低い電圧で発火の恐れがあるためです。なので、ごちゃってさせてます。どーせ、最後はこんな感じて蓋をしてしまいますので見えません。
蓋をしてスッキリ
机の下は見事に何もなくなりました。唯一、机の左側にコンセントを延長してるケーブルが見えているだけです。
机の下もスッキリ
とりあえず、机の裏が開いていれば、こんな加工せずともネジ止めするだけです。机の後ろで天板にクリップして止めるタイプも数多くありますが、私としてはネジ止めが最もエレガントに見えました。机に穴を開ける = 傷を付けるという事に抵抗がある人も多いとは思いますが、なーに、そんな思いは一発ネジ差し込んじまえば吹っ飛びますって笑

まあ、ネジ止めには多少パワーが要りますが、ただ、インパクトを使うとネジで机の天板を馬鹿にしてしまう可能性もありますので、普通に電動ドライバーまたは手回しで作業するほうが良いと思います。私は下穴を開けてから手回しでネジ止めしています。

以上、何かの参考になれば幸いです。

※電動ドライバーはこれが良さそう。まずメーカーからして信頼できます!