ゲームクリエイターになる登竜門として、ゲーム学科がある専門学校に進む人はそれなりに多いです。夢を追い求めるのは結構ですが、だいたい最初の1年で現実を突きつけられて、夢は夢としてちょっとコンピュータに強い一般職として、ゲーム業界以外に就職していく人は本当に多いです。雇う側で考えてみてください。方や専門学校でゲームの作り方を学んだ学生と、もう一方では東京大学理数学部を卒業見込みの学生とであれば、どちらをあなたは雇いますかって話です。どちらも支払う賃金としては同じであれば、それはもう明白なのではないでしょうか。

実際、ゲーム学科に進んでそのままゲーム業界に就職できたという人の割合は、案外低いのです。理由も先に述べたとおりです。頭が良いと保証されている人に、後からゲームの作り方を学んでもらうのは案外簡単です。少なくとも仕様書がある状態で、プログラムを作るというだけであれば、頭が良い人が適任なのです。大卒の人にゲームの作り方を教えるのと、高卒の人に虚数の概念を教えるのでは、どちらが簡単でしょうって言いかえても良いかもしれません。

では、ゲーム学科に進む意味はないのでしょうか。いいえ、あります。少ないとは言え、1割から2割の学生は、夢が叶ってゲーム業界に就職していたりします。まず、ゲーム制作会社が、専門学校に求人募集を出しています。もちろん、Web見れば、一般にも求人募集はしていますが、そこに「新卒採用」の文字を見ることは少ないと思いませんか?それは直接専門学校に求人依頼を出しているためです。つまりは、就職するための窓口として最適であるということなのです。
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もう一つは、仲間です。ゲーム作りで生計を立てる仲間って、意外と出会う機会は今はないと思います。でも、専門学校の同期であれば、卒業後も連絡を取り合うことも容易だったりします。割と相談しにくいこともあるでしょうけど、同じ道を進んでる分、悩みに同調することは容易だと思うんです。そこでアドバイスをしたりもらったり。そんな人脈づくりに最適な場所が、ゲーム学科の専門学校だと思います。

これを言うと割と身も蓋もないのですが、専門学校からゲーム業界に進んだ人の多くが、なんでわざわざうちの来たのっていうような、割と最初から優秀な人が多いんです。では、ゲーム学科で初めて学んで、そこからゲーム業界入りした人はどれだけいるかというと、ゼロではないってのが私から見た現実です。数名はいます。でも、1,000名近くの学生の中の数名なんです。どこまで本気で打ち込めるのかが重要になりますよね、ここまで狭き門だと。全体的な印象だと、一つの学校から、ゲーム業界に就職する学生数は少ない学校だと数名、多い学校だと20名から50名というところではないかと思います。

最後に、遊びを仕事にすると、それは遊びではないって事を肝に銘じておいてください。

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