60mk2のXeGraderが完成しました。量産システムも完成して、あとはデバッグと告知を残すのみです。当初予定してた EPROMでの物理頒布は行いません。実は殆どの人が不要なのだと分かったためです。そのため、EPROMに焼くためのバイナリファイルでの提供のみで考えています。
起動画面
80mk2版で少し基準を緩めて頒布してみたのですが、何名か「ちょっとちょっと…」という方がおられたので、60mk2の頒布に関しては「返礼品先渡し」「最低額保証」「ユーザー登録義務必須」にします。そのため、献上品として差し上げる方に関しても例外なくユーザー登録はさせていただきます。
シリアル埋め込みツール
対策のために量産システムとシリアル/ユーザー名埋め込み対応を行いました。バイナリROMで中身丸見えなので、見られても分からないようにプロテクトは掛けています。これは80mk2版と同等のプロテクトになります。80mk2版は現状で破られていないので、まあこれを掛けておけば大丈夫かなと。ROMが漏れたら誰が漏らしたのか一発で分かるようになっています。

しかし、完成が見えてからの一ヶ月が少し苦しかった。メモリ不足の問題は発生しないと思って贅沢な構成にしたら、最後の最後に不足して大変な目に遭いました。まさかの戦士カートリッジ128KBから溢れそうになるわ、メインメモリ64KB+8KB(ExtRAM)からも溢れそうになるわ…。無理やり押し込みました。このあたりのノウハウは現役当時より上かと思います。
カートリッジ最後尾
戦士カートリッジの最後は 1:FFFF までです。つまり余りは2KB未満です…
アーケードフリーク ブラック - PS5 PS4 Switch Xbox PC
サイバーガジェット
2025-02-28
※ある種の憧れにも似たアーケードコントローラです。ゲームセンター並み、…いやそれ以上のプレーフィールが味わえると思います。
さて、60mk2が完成後は何かのレトロPCに移植しようかなと思って、最初に8801を考えたのですが、実は現状ではどう頑張ってもそのままでは移植不能です。理由はメモリ不足。背景データを8x4の小さなチップパーツ単位に分割して保持すれば作れるとは思いますが、たぶん60mk2のように数ヶ月で動かすのは無理かなあ。60mk2は戦士カートリッジが16KBのRAMバンクをGVRAMの直上に無理やり再配置できたので、稼働状態でのメモリ不足は最初からありませんでしが、8801は無理です。だって、GVRAM 48KBもあるのですから、細かくデータをちぎって配置するしか方法ないんですよねぇ。

速度的な不安は SRであれば全く懸念していないです。余裕でシルフィード以上の速度は出るんじゃないかな。何せ、殆ど気が付かれてないですが XeGraderはまともな重ね合わせ処理は一切していないのです。それでいて背景画像の上で動かしてて、一見すると重ね合わせしているように錯覚する作りです。そう、激しく動くゲームにまともな重ね合わせなんぞ不要だったんです。静止画像で宣伝広告するわけじゃないんですから。まあ、ちょっと60mk2の移植で疲弊したので暫くは休みます。流石に80mk2から3ヶ月で60mk2完全移植は疲れました。仕事なけりゃ2ヶ月未満で作れたとは思いますが…
Music-Mode
あと、60mk2版だけの特別追加機能として、ミュージックモードと60FPSモードをご用意いたしました。ミュージックモードは作曲者の皆様のコメント付きです。60FPSは通常のゲーム進行が30FPS縛りのところを無視するように出来ます。どちらも隠し機能ではありますが、ゲームをクリアすればその秘密は明かされるようになっています。…60FPSモードは速すぎてゲームにならないので完全にオマケです。そして、当然のように私はクリアできていませんので、あくまでもお遊びとしてお受け取りください。
※この高速プレー時のバグは無視します^^;

今週末11月23日以降にまずは献上対象者にご連絡いたします。ご期待ください!

※USB接続で操作可能なサイバースティック電波カラーです。既に持ってる人も多いと思うので、あとはバックアップとして買うか買わないかぐらいでしょうねー。