今回初めて自分自身でパッケージングして販売まで行いました。慎重に原価計算を行ったつもりでしたが、実際に始めてみると意外なものにお金が必要だとわかりました。今回はそんなうっかり内藤が忘れていた原価計算に含めるべき点について列挙していきます。
なお、開発人件費は考慮しておりません。あしからず ^^;
なお、開発人件費は考慮しておりません。あしからず ^^;
- 静電気防止手袋
電子部品を扱うのですから、当然必要ではありました。ですが、まさか製造過程で5組以上もダメにするとは思わなかった。まあ、指紋防止のためにパッケージアッセンブルの最中もつけっぱなしにしているせいもあるんですが、これは全くの想定外の出費でした。
- ネジ止め加工関連
ベッセル(VESSEL)
2025-07-02
最初は自分でタッピングネジを回せばいいやと思っていましたが、いーやー、甘かったです。10個も作った時点で手袋は破けてくるし、掌は真っ赤に腫れてくるしで散々でした。慌てて電動ドライバーを購入しました。安くはないです。ただ、これを導入後は少なくとも掌は痛くなっていないし、手袋の持ちも良くなったので安い買い物だったのかなと。
あと、タッピングネジのサイズに合わせるため、ドライバービットセットも購入しています。これ、購入必須でした。最初から付いてるヤツは、少なくともMSXカートリッジを止めるためのタッピングネジサイズより大きくて使えませんでした。
※ケースは必要かと悩みながら購入。結果、絶対あったほうが良いです!ビットとか充電ケーブルとか増えてしまったので、まとめるためにケースも買いました。他に代用する方法もあったかとは思いますが、ここまで揃えたら、えーいっままよと^^;
最後にネジを紛失しないようにステンレスマグネットトレイを導入しました。タッピングネジは結構小さいです。そのため、下手にぶちまけると間違いなく見失います。普通に買うとこんな製品です。メーカーはやっぱり安心のSK11ですねぇ。
※専用品のほうが使いやすいのは分かってはいたのですがケチってしまいました…私は少しケチって、100円均一でステンレストレイとネオジムマグネットを別々に買って、自分で皿の背面にマグネットを貼り付けて使いました。これでも十分役に立ちました。
- セロテープ
※やっぱりテープと言えば安心のスコッチですね!
OPPサイドシール袋にパッケージを格納したところ、両脇にぴろぴろとはみ出しているのがカッコ悪い。あまりにカッコ悪いので、手間だったんですが、一つ一つテープで貼っていくことにしました。ただ、普通のテープだとベタベタしてしまうのが嫌だったので、少しでも良いヤツをと3Mスコッチのテープを採用しています。3Mなら剥がす時もベタベタしないと、黄色く変色する劣化も少ないかなと。
OPPサイドシール袋にパッケージを格納したところ、両脇にぴろぴろとはみ出しているのがカッコ悪い。あまりにカッコ悪いので、手間だったんですが、一つ一つテープで貼っていくことにしました。ただ、普通のテープだとベタベタしてしまうのが嫌だったので、少しでも良いヤツをと3Mスコッチのテープを採用しています。3Mなら剥がす時もベタベタしないと、黄色く変色する劣化も少ないかなと。
- ネジ隠しシール

MSXカートリッジの裏に燦然と輝く内藤の顔イラストです^^; 最初は予定していなかったんですが、ドライバーで誰でもいとも簡単に開けられる状態で、分解したら保証無しですよってのも説得力がないなあと。そこで、ネジ穴を封印して、わざわざここをこじ開けたんだから、保証しなくなるよ、良いんだねという意思確認のために導入しています。
カートリッジの裏側なので、MSX本体のスロット部分と擦れることを考えて、材質は贅沢にもPVCを採用しています。おかげであんなに小さいシールなのに、イラストの入ったカートリッジシールよりも高かったりします…
- 発送費用
ユーザーの皆様から送料頂くから問題ないだろうと思っていたのですが、これを大甘でした。今回の販売方法の一つに BOOTH 倉庫サービスを利用しています。この倉庫まで、パッケージを送付しないといけないことをすっかり失念していました。これが案外大きな費用になるのです。
まず必要になるのが段ボール箱です。いろいろ詰め込んで試した結果、140サイズが最適という結論になりましたが、この段ボール、割とお値段するんですよね…
※同じ大きさの段ボールを複数用意って、やっぱり買わないとなかなかないんです…段ボールといえばガムテープ、これも割と大量に必要で今のところ3巻目に突入しています。
※これ、切りやすいし貼りやすくてなかなか良かったです。
なお、緩衝材に関しては、各種部材が届いた時の緩衝材をそのまま再利用させてもらったので、追加費用は発生しませんでした。
なお、緩衝材に関しては、各種部材が届いた時の緩衝材をそのまま再利用させてもらったので、追加費用は発生しませんでした。
そして、最後に運送費用です。ヤマト運輸で段ボールを発送しましたが、140サイズだとそれなりのお値段になる事を知りませんでした。あと、このサイズ、今年の後半に値上がりするそうで、ますます高くなります。段ボール1個口で 1,980円。これが現在までに16箱も送っているので、トータルでは 31,680円もかかっています…。
- 税金
まさに青天の霹靂でした。基板製造は香港の工場で行っているのですが、日本に持ち込むには当然輸入扱いになります。そのため、輸入品価格の60%の消費税10%という金額が強制的に徴収されました。原価の大きな部分を占める部材の税金です。仮に基板が 2,000円だとすると、2000×0.6×0.1 = 120円です。安く感じます?全然安くないんです。100個だと12,000円ですからね…。
辞眠盗のくそがああああぁああぁああ!
あと、為替レートの変動にもエラい目にあいました。あんな急激な変化なんぞ、事前に予測なんて出来るはずないっしょ?まったくもうホントにもう…。。
吐乱腐のクソッタレガアアアアァアアァア!
あと、為替レートの変動にもエラい目にあいました。あんな急激な変化なんぞ、事前に予測なんて出来るはずないっしょ?まったくもうホントにもう…。。
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